終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム「暮らしづくり 終活:吉川美津子の終活コラム」

これだけは抑えておきたい!お悔やみシーンでの会話のポイントと注意

お悔やみのシーンでの言葉遣い

お悔やみのシーンでの言葉遣い  お葬式などのお悔やみシーンでは、たとえ相手が親しい人であってもどのような言葉をかけたら良いか悩むものです。できるだけ控えめに、言葉数を少なくしようとすると、冷たいイメージになってしまうし、かと言って、しゃべりすぎると余計なことを言ってしまいそう……。あまり気にしすぎてよそよそしくなってしまうのはどうかと思いますが、最低限のマナーは抑えておきたいものです。


■一般的なお悔やみの挨拶
「このたびはご愁傷様です」は、誰もがご存知の定番のフレーズ。
しかし、日頃使い慣れない言葉だけに、イザというときになかなか出てこないという人も多いのではないでしょうか。「形式的な感じがして使いにくい」という意見もありますが、お悔やみの場面で使用される最上級の言葉に違いありません。自分の気持ちを上手に伝えられない場合、この一文に乗せて表現できれば、ある意味便利なフレーズでもあります。

■覚えておきたい忌み言葉
葬儀に限らず、冠婚葬祭のシーンでは避けたほうがいいNGワードがあり、「忌み言葉」と言われています。忌み言葉は単なる語呂合わせであって、使用したからといって良くないことが起こるわけではありませんが、不快感を覚える人もいますのである程度注意は必要です。具体的には次のような言葉をいいます。

< 重ね言葉・二度続くイメージ >
「重ね重ね」「たびたび」「返す返す」

< 次も続いてしまうイメージ >
「続いて」「追って」「再び」

■その他、気をつけたほうがいい言葉
「冥福」「往生」「供養」「成仏」は仏教用語です。そのため神道やキリスト教の葬儀の場合は、使用を控えたほうが無難です。 そうはいっても日本では、仏教の教えからきた言葉がたくさんあります。普段何気なく使っている言葉、「四苦八苦」「有頂天」「不思議」なども仏教用語。ですから、忌み言葉と同様、気にしすぎる必要はありませんが、多用しすぎると「イヤだな」と受け止めてしまう人もいるので要注意。例えば「ご冥福をお祈り申しあげます」ではなく「哀悼の意を表します」と変えると、フラットな言い方になりますので覚えておくと良いでしょう。

まずは、「思いやり」の気持ちから…

 マナーの本質は「思いやり」ですから、NGワードばかり気にかかってぜんぜん会話にならなかった、というのでは本末転倒。気の利いた言葉はかけられなくても、自分の言葉でお悔やみを述べることのほうがはるかに大事です。
大声で話したり、大笑いすることはお悔やみシーンでは好ましくないとされていますが、故人の思い出話をしながら自然に盛り上がっていくのであれば、状況によってそれもアリでしょう。大切な人をなくしたばかりの人の多くは「家族や友人の支えが励みになった」と答えます。遺族とどう接したら良いかわからない人は、そっと声をかけてあげるだけでも力になれるかもしれません。


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