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喪中ハガキ作成のポイント&マナー

喪中ハガキ作成の基本

喪中ハガキ作成のポイント&マナー  10月ごろから、スーパーやコンビニで喪中ハガキ印刷のチラシを目にする機会が多くなってきましたね。
 年賀状よりひと足先に準備をしなくてはいけない喪中ハガキ(年賀欠礼状)。喪中ハガキを出す立場になったとき、どのような注意を心がけたら良いか押さえておきましょう。



< 自分で作成する場合の注意点 >
・11月中旬から12月初旬に届くように準備
・はがきは普通はがきでも市販のはがき専用紙でもOK。年賀ハガキは使用しないように
・文面には誰が亡くなったのか、故人との続柄を入れる
・「年賀」は×、「年始」「年頭」を使用。「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は不要


 近況報告などコメントは控えたほうがいいという人も多いようですが、お世話になった方へひと言添えることは悪いことではありません。ただし、お祝い事やレジャーのコメントは控えます。

喪中ハガキのデザインも多様化

 最近の喪中ハガキはとてもお洒落。写真やイラストが入っていたり、スタイリッシュなデザインの喪中ハガキも多数発売されています。文字も筆文字や明朝体ばかりではなく、ゴシック体や丸文字を使用するなど多様化しています。派手すぎず品格のあるデザインであれば、モノクロではなくカラーでかまいません。

 ただ、「知り合い」程度のお付き合いや「葬儀に来ていただくほどの間柄ではない」場合だと、あまり凝ったデザインの喪中ハガキだと受け取る側も恐縮してしまいますから、幅広い層に受け入れられやすいように作成するならば、あまり冒険せず黒枠の定番タイプか、せいぜい挿し絵程度のシンプルなデザインで考えると良いでしょう。

喪中ハガキQ&A

喪中ハガキに関して、多く質問される内容をQ&Aにまとめてみました。

Q: 喪中ハガキに句読点は入れる?入れない?

A: もともと日本語には句読点がなく、筆で書かれていた時代には読みやすくするために一文字あけたり、行を変えて読みやすくするなど工夫がなされていました。時代とともに句読点が使われるようになりましたが、改まった文章の際は句読点をはずして使われていたことから、弔事など冠婚葬祭の場面では句読点ナシが好まれるようになったのです。最近は形式にとらわれず、相手に伝わりやすい文体が好まれているため、句読点をはずさないケースが増えています。
ちなみに、結婚式などのお祝い事の場合は、「区切りをつけないために句読点は用いない」とされ、現代でも句読点をはずして書かれることが多いようです。


Q: 喪中である旨を、メールで伝えてはいけない?

A: 新年の挨拶を伝える手段がメールやLINE、SNSなど多様化していますので、喪中のお知らせをメールでできたら、と思うのは当然の流れでしょう。しかし現状では、まだハガキで出すことが一般的であり、メールで済ませてしまうのはどうかと思います。ただ情報手段は急速に変化していますので、数年先にはメールが主流という時代が来るかもしれませんね。


Q: 喪中だと知っている相手(葬儀に参列した人)にも喪中ハガキを出したほうがいい?

A: 喪中の概念は人によって異なりますので、葬儀に参列したかどうかではなく、自分が喪中である旨を伝えたい相手に出します。基本的には年賀状のやりとりをしている人全員に出すよう準備をします。


Q: 故人の顔写真入りの喪中ハガキにしてもいい?

A: 「故人の写真入りにしてはいけない」という決まりはありませんが、喪中ハガキは「喪に服しているため新年の挨拶ができません」という非礼を詫びるものですから、写真を入れるとマナー違反として受け止められてまうかもしれません。そうはいっても、年賀状が新年の挨拶という本来の意味から、家族写真の公表へと変わったように、時代とともに喪中ハガキのあり方も少しずつ変化していて、故人の愛用品の写真や、故人の思い出の場所の写真を入れるなど、さりげないデザインならタブーではなくなっています。さすがに顔写真入りは「処分に困る」と負担に思う人がいるため避けたほうが無難です。

ただ、葬儀の際に配る「会葬御礼状」では昨今故人の写真を入れて印刷&配布するケースが増えてきました。今でこそ顔写真入りの喪中ハガキは避けられていますが、そのうち抵抗がなくなってくるかもしれませんね。

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