終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム

「かっこいお葬式」をリクエストしていた淡路恵子さん

「かっこいお葬式」をリクエストしていた淡路恵子さん

「かっこいお葬式」をリクエストしていた淡路恵子さん 今年の初めのことになりますが、1月11日に亡くなった淡路恵子さんの葬儀は、女優さんらしい華やかな雰囲気で、大変印象に残った葬儀でした。
「かっこいいお葬式にしてよ」覚悟を決めたときからでしょうか、そう言い残していた淡路恵子さん。俳優であり、萬屋錦之助一座の座長をつとめる喪主・島 英津夫さん(長男)は、淡路さんの言葉どおりオシャレでかっこいい最後の演出を考えていらっしゃったと思います。 例えば祭壇。まずパッと目を引くのは、ほのかにライトアップされた桜の花でした。1月なので、まだつぼみも膨らんでいない時期でしたが、これは大好きだった桜の花で送ってあげたいという島さんの思いで調達されたもの。また、祭壇には病室にまで持ち込んでいたという ドラゴンクエストのソフトが並べられていました。

ほかにお気に入りのキャラクター「キングスライム」の人形が展示されていて淡路さんの遺影の前で、心なしか愛嬌をふりまいているようにも見えます。仏式の葬儀(日蓮宗)ですが、儀礼の邪魔にならない配置もよく考えられています。

もうひとつ、自身の葬儀について淡路さんがリクエストしていたことは「コーちゃんの曲を流してね」。コーちゃんとは、生前に親交のあった越路吹雪さんのこと。出棺の際は越路さんの名曲「ラストダンスは私に」が流れ、歌声に導かれて旅立っていきました。1980年越路さん死去の際は、淡路さんが死化粧を施して旅立ちの準備をしたそうですから、 往年の絆を感じさせる一幕でした。

祭壇にしても、演出にしても、淡路さんらしい葬儀となったわけですが、これには葬儀社の力量によるところがかなり大きいと感じています。 故人の遺志、喪主の意思を反映するためには、その思いをくみ取って形にできる力が鍵となってくるからです。

葬儀社は単にモノを提供するのではなく、イベントをつくりあげ、サービスを提供することが仕事です。同じリクエストをしても、 葬儀社によって全く異なる葬儀になってきます。葬儀社選びの大切さを、あらためて実感した葬儀となりました。





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