終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム

「死ぬ準備はできている」と語っていたやなせたかしさん

「死ぬ準備はできている」と語っていたやなせたかしさん

[死ぬ準備はできている」と語っていたやなせたかしさん 2014年4月19日、高知県香美市にある朴の木公園では、ある人物の納骨法要がしめやかに行われていました。その人物とは2013年10月13日に亡くなった漫画家、やなせたかしさん。すでに亡くなっている奥様の暢(のぶ)さんの遺骨も一緒に納められました。

この公園はやなせせたかしさんのお父様の実家の跡地だそう。当初は家を建てようと考えていたそうですが、管理をしてくことが難しいと感じ、小公園にして墓碑を建てることを思いついたとか。

墓碑の左にはアンパンマン、右にはバイキンマンのオブジェがありますが、これらを含め、墓碑に刻む言葉まですべて生前にデザインし、すでに昨年9月から公園造成を開始していたそうです。

「死ぬ準備はすでにできている」と生前語っていたやなせさん。自身の葬儀についても「葬儀はひっそりと静かに。その代わりに偲ぶ会は派手に」と意向を伝えていたそうで、賑やかなお別れ会が何度か催されました。

私が訪れたのは、やなせさんの誕生日にあたる2月6日に開催された「お別れの会」ならぬ「ありがとう!やなせたかし先生95歳おめでとう!」の会。祭壇は白木でも生花でもなく、アンパンマンキャラクターのぬいぐるみで埋め尽くされたカラフルなデザイン。 献花の代わりに、訪れた人がメッセージシールに思いを書き、それを祭壇にペタペタ貼っていきます。

やなせさんの軌跡を追ったパネルが展示され、アンパンマンキャラクター達との写真撮影会もあり、子供達の笑顔が絶えないお別れの会となりました。

会葬礼状(記念品)としていただいたのもが、なんと、直筆の絵とメッセージ入りのハンカチ。

”ぼくは
 ちいさな
 雲だから
 風にふかれて
 とぶだけさ
 さよなら
 またどこかで
 お眼にかかりましょう”

亡くなる人は増えていますが、死に接する機会は減ったといわれる現代、お別れの会に参列した子供達はやなせさんの死をどう受け止めたでしょうか?意味はわからなくても、見えないものに手を合わせて悼む気持ちをやなせさんは遺していってくれたのかもしれませんね。





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