終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム

「ばっかもーん!」で見送った波平さん

「ばっかもーん!」で見送った波平さん

「ばっかもーん!」で見送った波平さん 老若男女に愛されている「サザエさん」。その波平さんの声の主の訃報が飛び込んできたのは今年の始めでした。その声優さんとは永井一郎さん。波平さんを45年も演じ続け、まさに国民のお父さんでもあった永井さんの葬儀は、 青山葬儀所でしめやかに営まれました。

白を基調とした生花祭壇の中央には、スーツ姿で微笑む永井さんの遺影。こんなにダンディな方だったのかと、初めて知った人も多かったのではないでしょうか。祭壇の一画には、波平さんのパネルのほか、サザエさん放送45周年記念につくった芋焼酎などが置かれていて、波平さんと共に歩んだ半世紀を彷彿させます。棺の中には、次に予定をしていた朗読劇の台本や、手紙、大好きだったチョコレートを入れたそうです。

数日前に行われた収録では、普段と変わらぬ姿だったということもあって、集まったサザエさん一家の声優さんたちの落胆は相当なもの。フネさん役の麻生美代子さんは、立っていられないほど憔悴していました。式中では弔辞の代わりに「磯野家の子供達より」という名目でお別れのメッセージが贈られます。サザエさん役の加藤みどりさんは「父さん、45年間いってらっしゃいの声で一日が始まったわね」と語りかけました。大黒柱を失った悲しみの中で、サザエさんが一家をしっかりと支えていた姿が印象的でした。

永井さんのお別れには、ファンの方も大勢集まっていました。声優さんの葬儀の場合、一般的に男性が多いのですが、この日集まった人は年代も性別もまちまち。いろいろな世代の方に愛されていたのだと改めて実感します。 出棺の曲はジュピター。喪主である弟さんの掛け声で出棺したのですが、その掛け声とは波平の名ゼリフ

「ばっかもーん!!」

全員で手を振って永井さんの旅立ちを見送っていました。
サザエさんの雰囲気そのままの、とても温かいお別れシーンでした。





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