終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム

踊りの名手にわかれを惜しむ…坂東三津五郎さんの葬儀

踊りの名手にわかれを惜しむ…坂東三津五郎さんの葬儀

踊りの名手にわかれを惜しむ…坂東三津五郎さんの葬儀 2月21日に59歳の若さで亡くなったた歌舞伎俳優、坂東三津五郎さんの本葬が、 25日に東京港区の青山葬儀所で行われました。それに先立って、家族と 友人・知人を中心とした通夜が23日に、密葬にあたる葬儀が24日が行われ、 その日のうちに荼毘にふされています。

午後3時から始まった葬儀には、歌舞伎界や坂東流関係者を中心に、約5,00 0人が参列。焼香を待つ人の列は、青山葬儀所から外へ続き、隣接する青山霊 園内に伸びるほどの長蛇の列ができていました。踊りの名手といわれただけ あって、日本舞踊の関係者と見られる和装の女性が非常に多かったのが印象 的です。

中央に作られた祭壇は白、ブルーを基調としたシンプルなもの。ストック、 かすみ草、トルコキキョウ、スプレーマムなど4100本。遺骨と位牌、日蓮宗 の三つ折りご本尊を中心に、紫綬褒章のメダルが右側、左側に褒状が配置 されていました。

ただ晩年、三津五郎さんは生け花を好み、楽屋の床の間を自身の生け花で 飾っていたというほどこだわりがあったという後日談を聞くと、もう少し祭 壇はオリジナリティが出せたのではないかとう残念の思いが湧き上がってき ます。担当した葬儀社や生花業者が、そのあたりまで考えてご提案できなか ったのかもしれません。

法号は(日蓮宗では戒名とはいわず、法号という)「香藝院爽進日壽居士」。 品のいい香り漂う芸をイメージして院号には「香藝院」が付けれられ、 三津五郎さんの俳名「爽」と、人として役者と前進精進していた「進」を組 み合わせた「爽進」が道号に付けられたそう。

棺の中には13年の歌舞伎座こけら落とし公演で演じた舞踊「喜撰(きせん) 」で使用した「花錫杖」「姉さんかぶり」が入れられたのですが、これは 病気を知る以前から「俺が死んだらこれを棺桶に入れてくれ」と話していた ことから。ほかに愛用していた稽古用の扇子や大好きなお城の本が入れられ たそうです。

幼馴染で同じ年だった三津五郎さんと2012年に亡くなった中村勘三郎さん。 勘三郎さんの死からそれほど時を空けずして、残念ながら幕を下ろす結果に なろうとは、だれもが予想していなかったことでしょう。勘三郎さんの葬儀 の際に「そちらに行ったら、まだ一緒に踊ってください。その時のためにま た稽古します」と語っていたことを思い出します。

今頃、彼岸(あちらの世界)の地で久しぶりに会う盟友と、此岸(こちらの 世界)での思い出話をされているかもしれませんね。







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