終活コンサルタント吉川美津子の終活コラム

息子の眠る地、大宰府天満宮で葬儀をした菅原文太さん

息子の眠る地、大宰府天満宮で葬儀をした菅原文太さん

息子の眠る地、大宰府天満宮で葬儀をした菅原文太さん 2014年11月28日、日本を代表する映画俳優、菅原文太さんが亡くなり ました。高倉健さんの訃報が入ってしばらくの時期だっただけに、昭和の任侠 映画のヒーローの旅立ちは一つの時代の終わりを感じた人も多かったのではな いでしょうか。

菅原さんは東京で亡くなった後、そのまま福岡に搬送され、30日に太宰府 天満宮の祖霊殿で葬儀を行っています。祖霊殿とは、亡くなった方の御霊( みたま)をお祀りする建物ののこと。本殿から500メートルほど離れた場所 に位置しています。

神道では、死はケガレとみなされますので、神社の神域に亡くなった方のご遺 体が入ることができませんし、そこで葬儀を行うこともできません。死後五十 日の忌が開けるまでは、身内は鳥居をくぐることさえできません。そのため神 社では本殿とは離れた場所に、こういった弔いを行う場所を設けているケース があります。

東京で亡くなったのに、わざわざ大宰府天満宮で葬儀を行ったのはなぜでしょ うか。こちらの祖霊殿には納骨堂があるのですが、すでに2001年に亡くな った長男、加織さんの遺骨が納められているため、少しでも近くから旅立ちた いという親心なのかもしれません。「その時がきたら、息子と一緒の場所で」 と周囲に伝えていたたそうで、葬儀を終えた後、12月1日には納骨されたそ うです。

偉大なる昭和の映画スターの一面を垣間見たのは、12月31日に行われた追 悼式でした。追悼式といっても、そこに俳優仲間や映画関係者がいるわけでは ありません。装飾を施したデコレーショントラック(デコトラ)が集結するカ ウントダウンイベントに、今年は映画「トラック野郎」で菅原さんが演じる星 百次郎が乗った「一番星号」が再現され、「トラック野郎」を愛する人たちに よって追悼式が行われたのです。昼すぎから全国から続々と群馬県太田市の利 根川の河川敷にデコトラが集まってきます。新年のカウントダウンに合わせて 、集まったトラックの電飾が一斉に点滅。「一番星ブルース」が流れる中、ト ラック数百台の電飾はエレクトリカルパレードのようで圧巻です。

トラック前に設置された献花台には、花を手向ける行列が夜通し続いていたと か。作品を通じて広がった「縁」が一同に会したかと思うと感慨深いですね。





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