納骨と追悼儀礼: 納骨の準備・手順。納得のいくお墓探しをサポートする霊園・墓地情報サイト「暮らしづくり 終活:お墓」

納骨の準備・手順

納骨の方法

現在の日本では亡くなった方の火葬率は約99.7%。「土葬」が禁止されているわけではありませんが、土葬できる墓地が少ないために、たとえ希望しても難しいのが現状です。
火葬による遺骨は、いわゆる墓地に埋める「埋蔵」と納骨堂などに納める「収蔵」があります。

納骨する場合、「埋蔵」「収蔵」の方法は、以下のとおりです。

 1)遺骨を骨壷に入れたまま納骨する
 2)遺骨を骨壷から出して納骨する
 3)遺骨を骨壷から出して、骨袋にいれて納骨する
  地域性、カロートの構造、納骨堂の大きさなどによって異なります。

納骨の方法は、それぞれの霊園・墓地で細かい規約がある場合もあります。
将来、改葬や分骨をする予定がある場合は、骨壷や骨袋に納めた状態で納骨したほうが良いでしょう。ただし、骨袋は2~3年経過すると土に還ります。(改葬、分骨不可の墓地もあります)。

副葬品

棺に故人の愛用品を入れるように、骨壷にも生前使用していた品々を入れることができます。そうはいっても、スペースに限りがあるので、せいぜい指輪やネックレス、メガネといった小物類。

ペットの遺骨については賛否両論。
法律上はペットの遺骨はモノとみなされますが、管理規則でペットの遺骨の埋葬を禁止している墓地も多いようです。 たとえ禁じられていなくても、管理者や周辺区画への配慮は必要でしょう。
最近ではペット可の区画を設定している霊園・墓地も増えてきています。

納骨の手続き

納骨をする際には次の書類が必要です

1)埋・火葬許可証
「埋・火葬許可証」は、役所へ「死亡届」と同時に「火葬許可申請書」を提出し、「埋・火葬許可証」を交付してもらいます。火葬時にこの「埋・火葬許可証」を火葬場に提出すると、火葬を終えたという印が押され、遺骨と一緒に受け取ることができます。

2)墓地の使用権利書(永代使用許可書)

納骨に適した時期

納骨をする場所については「墓地・埋葬などに関する法律」で指定された場所になりますが、時期については法律で定められていません。
お墓がすでにある場合、四十九日法要の際に納骨する人が多いようですが、時期が適していなかったり、まだ遺骨を手元に置いておきたいという場合は、あわてずに先延ばしにしてもかまいません。

お盆やお彼岸、一周忌や三回忌法要など、親戚一同が集まりやすい日を選んで納骨をするケースも多いです。

納骨法要の準備

仏式では、納骨をするときに納骨法要・開眼供養(新しくお墓を建てた場合)を行います。

1)菩提寺(宗教者)、石材店、墓地管理者に日時の連絡をする
仏教の場合、浄土真宗以外の宗派では、納骨法要の際に卒塔婆を立てますので、事前に寺院に用意してもらいます。
2)法要参列者に連絡をする
3)会食と引き出物の手配をする
会食場所は、レストラン、ホテル、料亭のほか、葬儀会館の法要室、霊園に併設している法要施設など。レストラン、ホテル、料亭など一般の方が多く出入りする場所の場合、喪服着用を断られることがありますので、あらかじめ確認しておきましょう。
4)線香、花、供物(果物、菓子など)の準備をする
参列者の状況によっては簡易椅子を準備したほうが良い場合もあります。

納骨の手順

納骨法要を、四十九日や一周忌などと合わせて行う場合は、まず本堂など法要施設で読経と焼香が行われます。
次に墓前へ移動し、納骨法要・開眼供養(新しくお墓を建てた場合)を行います。

墓に花と供物をお供えし、後ろには卒塔婆を立てます。僧侶による読経の後、遺族と参列者が線香をお供えします。納骨は法要の前に行う場合と、後に行う場合とがあります。

納骨法要にかかる費用

僧侶への「お布施」については、3万~5万円が一般的。
ほかに石材店にも埋葬料を渡します。地域や墓地の区画の広さによっても異なりますが、2万~3万円ほど。卒塔婆を建てる場合、1本3000円程度です。